バッティングで絶対に外せないものとは?

バッティングの最大の秘訣は「○○○○」です。

バッティングの秘訣は「バランス」


※このコラムは、管理人個人の主観と文責にてお届けしています。

前回のコラムで「バッティング理論」と「実際の動き」は「けっこう違う」という記事を書きましたが、覚えているでしょうか?

プロ野球選手は極端にスイングスピードが速いので「最短距離で上から叩く」くらいの「意識」で振り出せば「ちょうどいい感じで」ボールを捉えることができますが、

その時の実際の動きは、結果として「レベルスイング」となっていて、バットも上からではなく、横から出ている、という話でした。

それはつまり、最短距離で上から叩くくらいの意識で振り出すプロのバッターは、それくらいがスイングスピードとちょうどいい「バランス」になるということです。

「来た球をバランス良く打ち返す、これだけでいいんです。」


バッティングの究極の目的は、その選手の体の大きさや体幹の強さ、バットの重さ、スイングスピードなどに見合った「自分だけのバランス」を身につけることだと私は思っています。

バランスはあらゆるスポーツや武道において最も重要視されるもので、もし、浅田真央選手が、最もバランスの良かったトリノの時期にオリンピックに出場していたら、荒川静香選手を抑えて金メダルを取っていたかもしれません。

それはバッティングにおいても同様で、もし、この「自分だけのバランス」を「我が物」とすることができれば打撃成績は間違いなく向上します。

実際、限りなくその理想に近づけたのがイチローであり、王であり、落合、大谷などの一流バッターなのだと思います。

この理想のバランスは本当に「絶妙のバランス」でできていますから、例えばバットの重さや長さ、グリップの細さを変えただけでもバランスは狂います。

ジュラルミンのケースでバットを持ち歩くイチロー


イチローがバットをジュラルミンのケースの中に入れて持ち歩いているのは有名な話ですが、それは、湿度を一定に保つことでグリップを握った感覚や重さなどのバランスを「狂わせたくない」からだと私は思っています。

おそらくイチロークラスになると、ほんのわずかなバランスの狂いで成績に影響してくるからでしょう。

よく、バッティングは水物などと言われ、その日によって調子が良かったり悪かったりしますが、あれは、突き詰めればそれだけ常に微妙にバランスが変わっているからだ、と言えます。


↑前回の記事にも登場した「新宿バッティングセンター」で9年間で2000本!もの「本塁打」(的当て)を記録した初谷純代さん(当時42歳女性)のバッティング。とても未経験者とは思えない素晴らしいカラダじゃなくて「バランス」ですね。お見事です!


昔の人は「力」ではなく「バランス」でこんな重いものも持って行商に出ていた!

バランスを考慮しないで指導する大人たち・・・


しかし、少年野球の現場に携わっていると、時々その「バランス」を一切無視して、指導者が一方的な「指導者の考え」を子供に押し付けている光景を時々見かけます。

もちろん、それがきちんとした根拠に基づいているのであればいいのですが、バランスは人それぞれ違うのですから、その根拠には当てはまらない人もたくさんいますよね。

まして、子供は日々成長していますから、毎日バランスが狂うと言っても過言ではありません。その変化するバランスを、自律神経がその都度自動的に修正しているわけです。

成長と共にバランスが微妙にズレてくる子供たち・・・


ですから、子供は、先週は絶好調だったのに今週は全く打てない、なんてことがよくあるのです。

すでに成長が止まった大人からみれば不思議に見える現象も、日々、骨や筋肉が成長している子供たちにとっては当たり前の事なんです。

そう考えると、少年野球のバッティングの指導者が見てあげなければいけない点は、たった一つ「いいバランスで打てているかどうか」だと思います。

いいバランスで打てていれば、たとえバットが下から出ていたとしても、何も問題ありません。


しかし、本人がボールの芯を打つ「つもり」で振り出したのに「ボールの上を空振りしている」のであれば、「もう少しボールの下を打つつもりで振り出してごらん」とアドバイスしてあげなければなりません。

逆に「ボールの下を空振りしている」のであれば、「もう少しボールの上を叩くつもりで振り出してごらん」とアドバイスをしなければなりません。

つまり、その子が持っている「イメージ」と、実際のバットの「軌道」とのズレを客観的に教えてあげる必要があるわけです。

実は最も理にかなっているバランス重視の指導法


前回の記事にも書いた、台風の強烈な横風の中をまっすぐ歩くには風と反対方向に体を傾けなければならない、というのも結局は「自分で最適なバランスを取る」という事ですよね。

バッティングも、自分に一番「しっくりくるバランス」を手に入れることが一番重要だと私は考えます。(あくまで私の主観であり、個人の見解です。)

最後にかつてのメージャーのホームラン王、バリー・ボンスの言葉をもう一度記してこの記事を終わりとします。

「来た球をバランス良く打ち返す、これだけでいいんです。」

by バリー・ボンズ

 

 

 

 

 

 

 

追伸;私たち古河スカイブルーはバッティングの指導においても、「その子のバランス」を最も大切にしています。お近くの方はどうぞ見学にお越しくださいね。新入団選手も随時募集中!うちの「新ユニフォーム」は抜群にカッコいいよ!!



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